NFTクリエイターでありましたら、Mint(ミント: NFTを新たに発行すること)する際などについてまわるガス代(ミントする際にかかる手数料)をなるべく抑えたいと誰もが切に願っていることでしょう。
もれなく僕もその1人なので、どの方法が一番安くミントできるかをあれこれ調べてみました。
そこで出た結論がPolygon(ポリゴン)ネットワークを使用することでした。
Polygonとは、Ethereum(イーサリアム)のブロックチェーンに連動する「Layer 2」または「サイドチェーン」のスケーリングソリューションで、スピーディーな取引と低い手数料を可能にする機能を持っています。MATICはこのネットワークの独自の暗号資産で、手数料やステーキングなどに使用されます。
まあ要するに、「イーサリアムを今よりもっと快適に安く使えるようにするもの」ということです。
イーサリアムのメインネットからNFTをミントするのではなく、Polygonのネットワークを使うった方が、ガス代が断然安く済みますので、使わない手はないと思います。
でも…買うのが一苦労ということで、僕がMATICを手に入れてMetaMask(暗号鍵を入れておく財布のようなもの)に入れたかを紹介します。
MetaMaskにMATICを入れてみよう!
Polygonの独自の暗号資産であるMATICは、最近日本で初めてbitFlyerが取り扱い始めたのですが、手数料がべらぼうに高いため、あまりおすすめはしません(僕は先日知らずにこれをやって絶望しておりました…)
なるべく手数料を抑えてMATICをMetaMaskに入れる手順は以下の通りです
- MetaMaskでPolygonネットワークを設定する
- JPYCを購入し、MetaMaskに送金
- JPYCをMATICにswap(換金)
それでは早速いきましょう♫
※MetaMaskをお持ちでない方はこちらから入手して拡張機能をオンにしておきましょう🍀https://chrome.google.com/webstore/detail/metamask/nkbihfbeogaeaoehlefnkodbefgpgknn?hl=ja
- MetaMaskでPolygonネットワークを設定する
MetaMaskが準備できましたら、次はPolygonネットワークをMetaMaskに追加していきます。

上図の赤枠で囲んだネットワークの箇所をクリック、すると…

下の方にネットワークを追加する箇所がありますので、そこをクリックします。

そうすると上の画面になりますので、以下の情報を入力します。
■Polygonネットワーク情報:
- ネットワーク名: Matic mainnet
- 新しいPRC URL:https://polygon-rpc.com/
- チェーンID:137
- 通貨記号:MATIC
- ブロックエクスプローラーのURL:https://polygonscan.com/

入力しましたら保存をクリックしましょう。

このように表示されれば成功です!
2. JPYCを購入し、MetaMaskに送金
次はMATICネットワークに繋いでる状態で、トークンをインポートをクリックします

するとトークンアドレスを入力する画面になりますので、
JPYC(Polygonネットワーク上)コントラクトアドレス: 0x431D5dfF03120AFA4bDf332c61A6e1766eF37BDB
を赤枠で囲まれた箇所に入力します。
※トークンシンボルとトークンの少数桁数はアドレス入力後に自動的反映されます

そうしましたら、カスタムトークンを追加ボタンをクリックします。

下図のように画面が切り替わりましたら、トークンをインポートをクリックします。


このような画面が表示されていれば成功です!
次にJPYC販売ページへ移動し、「JPYCを購入」ボタンをクリックします。
画面が下図のように切り替わりましたら、「ウォレットに接続」ボタンをクリックしてJPYCを送金したアドレスをつなぎます。
MetaMaskが立ち上がりましたら、パスワードを入力してロックを解除します。
すると、JPYCの送金先のアドレスが指定されます。

購入金額を入力し、ネットワークを「Polygon」に指定し、他の必要情報も入力します。
支払い方法は銀行振り込みを指定し、「上記に同意する」のチェックも入れましたら、「確認画面へ」ボタンをクリックします。
ネットワークが「Polygon」、送信先アドレスが送金したいアドレスかを今一度確認し、間違いなければ「支払いへ進む」ボタンをクリックします。
指定された口座に入金してください。そうすると、後日ETHアドレス宛でPolygonネットワーク上に購入したJPYCが入金されます。
JPYCを購入することで0.1MATICが配布されます。
3. JPYCをMATICにswap(換金)
JPYCがMetaMaskに入金されましたら「スワップ」をクリックし
スワップ元:JPYC
スワップ先:MATIC
を指定し、お好みの金額を選択し、「スワップの確認」ボタンをクリックします。
スワップにはガス代がかかりますが、それはJPYCを購入した際に配布される0.1MATICを割り当てることができます。
確認画面の内容に問題なければ「スワップ」ボタンをクリックします。
お疲れ様でした!あとはスワップが完了するまで待つだけです♫
※通常5分ほどで処理が完了します。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
MetaMaskでPolygonネットワークを設定する
JPYCを購入し、MetaMaskに送金
JPYCをMATICにswap(換金)
以上の手順でガス代を最小限に抑えてMATICをMetaMaskに入れることができました♫
ガス代に頭を悩ませていらっしゃるNFTクリエーターの皆様の助けにちょっとでもなりました幸いです😌
それではまた〜