煎茶道

お茶で養える、失敗から立ち直る「心」

やることなすこと上手くいかない。

残念ながら世の中はそのようにできています。

うまくいくことなんてほとんどないのです。

成功者と呼ばれる方の多くは、過去にたくさんの失敗を経験しています。その経験があるから成功できたのです。

これってよく聞く話ですよね?

そんなこと頭ではわかっているんです。だから何かに挑戦してうまくいかなかったとしても、またやり直せばいいということも。

でも人間そんなに強くはできていません。

上手くいくと信じて取り組んだことが思うような結果につながらなかった時、人は誰しもそれなりに傷つきます。

上手くいかなかった経験は必ず次の挑戦に活かすことができるので、失敗それ自体は必要なものです。

問題はいかに早く立ち直れるかです。

心の状態を測る

そんな時こそお茶の出番です。

何も煎茶道のお手前をやらなくても、お茶には決まった工程があります。

自宅で煎茶を煎れる手順をみていきましょう。

茶碗と急須、茶葉を用意して、湯を沸かします。

湯が沸いたら茶碗に注ぎ、茶碗を温め、すすぎます。

そうしたら急須に茶葉を入れ、約80℃のお湯を急須に注ぎ、しばし待ちます。

急須の中の茶葉がお湯で十分に開いたら、お茶を茶碗に注ぎます。

最後にお茶をいただきます。

この一連の流れの中で、お茶を煎れることに集中していれば、自然と雑念は頭の中から消えていきます。

そうして自分の心の状態を観察する準備が整います。

ですからお茶習慣を生活に取り入れることによって、自分の心の状態を測りやすくなります。

そうなれば為すべきことが見えてくるはずです。

僕自身、煎茶道をやってきたからこそ何度失敗しても、心の状態を把握し、次に活かせてきたのだと思います。

(僕はまだ、成功しているとは全く言えませんが...笑)

世界No.2飲料

人間の心にアクセスできる力があるからこそ、今日お茶は世界中で人種や宗教をも超えて広く親しまれ、水に次いで世界2位の消費量を誇る飲料になっているのでしょう。

煎茶に関して言えば、テアニンという人間を安心させる成分がふんだんに含まれており、さらに興奮作用のあるカフェインも適度に含まれています。

つまり「ホッとしながらシャキッとする」なんとも絶妙な飲料というわけです。

そんな日本茶を飲むために必要な茶葉や茶器は、日本にいれば簡単に手に入れることができます。

この恵まれた環境を活かさない手はありません。

失敗を乗り越え、人生を豊かにするために日本茶を味わいましょう。

100回連続で事業に失敗することはできないなんてことを聞いたことがあります。なぜなら途中で必ず成功してしまうからだそうです。

何が成功で失敗から人によって異なりますが、大量の挑戦が必要なのは皆同じです。

色々と大変なことも多いと思いますが、お茶飲んでやっていきましょう。

それではまた〜

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